code env (Jupyter サポート)におけるライブラリ制約について

code env で Jupyterサポートの有効化を行うと、それに従っていくつかのライブラリがバージョン制約付きでインストールされます。
そのうちの1つに、traitlets==5.9.0という制約がありますが、これがCode env環境にセットアップ使用しているPPの制約と競合してしまっています(PP側の制約はtraitlets >=5.14.2)
Jupyterは使いたいのですが、この制約を回避する方法はあるでしょうか?(dataiku側の方のバージョンが古いのでバージョンアップ待ちでしょうか)
Comments
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Tsuyoshi Dataiker, PartnerAdmin, Dataiku DSS Core Designer, Dataiku DSS ML Practitioner, Dataiku DSS Adv Designer, Registered Posts: 274 Dataiker
Dataikuのインフラ環境としては、SaaS版(Dataiku Cloud)とインストール版(Cloud Stacks、Custom)のどちらをご利用でしょうか?インストール版の場合、Code Envを「Non-managed」として作成することで、独自にインストールしたVirtual Envと紐付ける対応は可能です。
一方、SaaS版(Dataiku Cloud)の場合には、やはりDataiku側のベースパッケージに合わせていただく必要があると考えられます。そこで、まずは上記の点についてご確認をいただけますと幸いです。
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ありがとうございます。
現在インストール版(Custom)を使用しております。
非Managed環境にDataiku外にセットアップしたJupyterNotebookをDataikuから呼び出すことは可能なのでしょうか?
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Tsuyoshi Dataiker, PartnerAdmin, Dataiku DSS Core Designer, Dataiku DSS ML Practitioner, Dataiku DSS Adv Designer, Registered Posts: 274 Dataiker
はい。実際の手順としては、Non-managed Code Envを利用するためには、Dataikuが作成したNon-managed Code Envのディレクトリに対して、以下のようなイメージでVenvを作成することになります。
python -m venv /data/dataiku/[data_dir_design]/code-envs/python/[name-of-the-env]/
その後、以下のようなイメージで ipykernel をインストールすることにより、Dataiku上のJupyterNotebookからCode Envを利用することが可能になるはずです。
source /data/dataiku/[data_dir_design]/code-envs/python/[name-of-the-env]/bin/activate
python -m pip install ipykernel
deactivate
その他の必要なパッケージについては、上記Venvに対して、任意の requirements.txt を作成して pip install していただければと思います。